雨水(うすい)は、二十四節気(にじゅうしせっき)の中で、2番目です。
太陽黄経が330度の時で、2月19日ごろになります。
空から降るものが雪から雨に変わり、氷が溶けて水なるという意味があります。
雨水(うすい)の意味や期間、食べ物についてまとめています。
雨水とは
雨水(うすい)と読みます。
2月19日頃です。
立春から数えて15日目です。
「雨水」は、次の節気「啓蟄」までの約2週間ほどの期間をさします。
期間は、 2月18日~3月4日です。
時候の挨拶も「雨水の候」は、この期間中使うことができます。
雨水の意味
雪が雨に変わり、草木が芽吹き始める季節です。
農耕の準備を始める目安とされています。
また「春一番」が吹くのこの頃です。
しかし、本格的な春の訪れはまだ遠く、「三寒四温(さんかんしおん)」を繰り返して、春に向かいます。
地方によっても、違いますが、この日にひな人形を飾ると良縁に恵まれると言われています。
雨水の食べ物について
雨水の時期の食べ物として、「ハマグリ」があります。
ハマグリには、女性に不足がちな鉄分が豊富です。
貝類には、鉄分が多く含んでいるものが多いので、貧血気味の人は積極的にとっていきましょう。
ハマグリには、鉄分のほか、ビタミンBも含まれています。
免疫強化をするのを手伝ってくれます。
この季節は花粉症なども始まる時期なので、鼻の粘膜強化にオススメです。
また、ビタミンBは、美肌効果も期待できます。肌をきれい保つ働きがあります。
ハマグリのビタミンBは、素材をゆでたときにも流出してしまいます。
できれば、汁物・汁ごといただける料理がオススメです。
その他の雨水の時期の旬な食べ物として、
・新たまねぎ・・・血液をさらさらにして動脈硬化などの生活習慣病を予防。
・セロリ・・・ビタミンEが多く含まれ、アンチエイジング・生活習慣病・むくみを予防。
・わかめ・・・ぬめり成分やカルシウム、食物繊維が豊富。便秘予防・抗がん作用が高い。
・ヒラメ・・・ビタミンDが含まれ、カルシウムの吸収を助けます。
高たんぱく低脂肪の食材・骨や歯の成長の促進、骨粗鬆症の予防など。
があります。
雨水の時期は、寒さと暖かさが交互にくるような時期です。
栄養をつけて、体調に気を付けてください。
まとめ
雨水(うすい)の時期は、「三寒四温(さんかんしおん)」や、寒さと暖かさが交互にやってくるので、体調をくずしやすいです。
また、花粉も飛び始め、辛い季節になる方もいらっしゃると思います。
栄養をとって、体調に気を付けて、毎日元気に過ごしたいですね。
※その他の節気は↓こちらをご覧ください。
【春】
・立春(りっしゅん)
・雨水(うすい)
・啓蟄(けいちつ)
・春分(しゅんぶん)
・清明(せいめい)
・穀雨(こくう)
【夏】
・立夏(りっか)
・小満(しょうまん)
・芒種(ぼうしゅ)
・夏至(げし)
・小暑(しょうしょ)
・大暑(たいしょ)
【秋】
・立秋(りっしゅう)
・処暑(しょしょ)
・白露(はくろ)
・秋分(しゅうぶん)
・寒露(かんろ)
・霜降(そうこう)
【冬】
・立冬(りっとう)
・小雪(しょうせつ)
・大雪(たいせつ)
・冬至(とうじ)
・小寒(しょうかん)
・大寒(だいかん)